当初の予定では5年間の工期が、2年7カ月に短縮され、軌道敷設が完了した、北京と上海をつなぐ中国版新幹線「京滬高速鉄道」。高速鉄道建設における建設スピートがこの度また更新された。海外では、高速鉄道建設の際、軌道路盤は時間をかけて自然に沈下させるが、今回、京滬高速鉄道ではどのようにしたのだろう?
走行時速380km/hの設計要求に基づき、京滬高速鉄道の軌道路盤沈下は、今後100年間は、5 mm以内に抑えなければならない。この基準を超えた場合、車両走行の安定性が悪くなるだけでなく、悪くすれば、脱線などの重大事故にも結び付く。そうなった場合の被害の大きさは想像に難くない。
これまでにない厳しい要求が課せられた工程を、短縮された工期でやりこなすとは、その安全性はどうやって保証するのか?基準を上回る沈下があった場合、その対策は?
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月8日