中国関連株はまさに米国で名利両面の「ウォータールー」に遭遇している。一部に米国研究機関の空売り行為をとがめる声があるが、正常な状況に沿って見れば、空売りで企業自身の取引停止または上場廃止には至っていない。その主因は、一部の企業は米国で上場し、財産の最大化を実現できるよう、財務の偽造行為で体裁を整えているからだ。その結果、むしろ米国の投資家に疑念を抱かれる。
信用の欠如は中国の一部企業の「肋軟骨」である。対外経済貿易大学公共管理学院の李長安副教授は「市場経済はまさに信用経済だ。経済の高度成長に伴い、企業が国外で上場し資金を調達するテンポはますます速まっており、規模も拡大しつつある。いかなる中国企業にとっても、信用体系の整備を強化し、信用第一を確立する思考モデルは実行が欠かせない」と指摘。筆者が同時に強調したいのは、市場経済自身によって人は経済行為の中で決して自動的に信用を保持することはできず、社会の信用メカニズムが制度の維持と保証に必要だということだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月10日