同氏は中国の太陽光発電の発電コストについて、「土地代を考慮しなければすでにキロワット時あたり1元以下にまで低下したが、現時点で大規模な太陽光発電所を建設するにはコストが見合わない。太陽光発電のコストは火力発電などを上回るなどの原因から、当面は国からの補助金対象となる」と述べる。
また同氏は、中国太陽光発電市場の向こう5年間における主な目標として、▽発電コスト削減▽加速度的な技術の進歩▽産業規模の拡大--を挙げた。発電コストは、現在の工商業用電力の価格水準と同等のキロワット時あたり0.8元以下を目指し、さらに2020年には、従来の化石燃料による火力発電の価格と同程度とする。
「人民網日本語版」2011年6月10日