林国本
世人に注目されていた北京――上海間の高速鉄道がまもなく開通することになった。
昨年の11月のテスト走行以後、安全運転のための綿密なテストが列車を実際に走らせてすすめられてきたらしいが、これで一応安全運転は問題なし、とみなされ、13日、中国鉄道部副部長、技師長らによる記者発表が行われた。また、車両製造をおこなった企業の紹介も行われた。
北京――上海間を時速300キロで走行し、所要時間は4時間ちょっとということなので、運賃も空の便より割安なので、北京――上海間を往復しているビジネスマンたちにとっては、また1つの選択肢が増えたことになる。
私も時々北京――上海間の空のフライト便を利用しているが、北京市内から首都空港までは1時間ぐらいはかかるし、気候条件によっては離陸時間が遅れることもあるので、この選択肢も考えられないわけではない。
一部評論家の話では、高速鉄道の停車する駅は経済の発展を見込んでいるようだが、「在来線」の小さな駅となってしまうところは、新たな対応策を考えることも必要となろう、ということである。これは日本のこれまでの歩みを見てもよく分かることである。