12日終了したばかりの「世界一の大照明とLED展」―第16回広州国際照明展覧会は、さながら中国国内のLED企業の華やかさを競い合う華麗な舞台となったが、明るい光の背後には、中国LED産業の「大きいが強くはない」という憂いが表れつつある。
記者が会議に参加した企業から得た情報では、エピウェーハ、チップ、パッケージなどの技術段階に多くの特許問題が存在し、多国籍企業大手が膨大な特許を有するパテントプールを築きつつあることから、中国のLED産業の長期的な発展が脅かされており、LEDの川上のエピウェーハとチップ市場のコア・基礎技術が海外の数社の産業大手に独占されている局面は、いまだ根本的に改善されていない。
極成光電の林陳鋒最高経営責任者(CEO)は本紙記者に、世界の先進的な国と地域はLED産業の発展に力を入れており、中国でも「省エネ・排出削減」政策の強力な推進を背景に、LED照明はその節電、耐用年数の長さ、二次汚染のなさなどの特徴から、産業の急速な発展の、新たな歴史的チャンスを迎えるだろうと語った。ある専門家は、今後LED照明の総合的な市場規模は1兆元(1元=約12円)に上ると断言する。