中国綿花協会の最新のモニターで、今年の中国の綿花作付面積が8100万ムー(540万㌶)に上り、比較可能枠で、前年より5・2%増えていることがわかった。同協会の高芳・常務副会長・秘書長が15日、大連で開かれた2011中国国際綿花会議で明らかにしたもの。
高副会長は次のように語った。作付面積の伸びは前月の予測よりやや小さい。主に今年長江中・下流地域でまれにみる大干ばつが発生、最近また一部の省で洪水・冠水へと急転し、綿花の生長に一定の影響を及ぼしたことによる。しかし現在、新疆と黄河流域の綿花の生育ぶりは比較的よい。今後、大きな自然災害がなければ、今年の綿花は依然としてよい収穫が得られる見通しだ。
中国は世界最大の綿花生産・消費国。国家統計局の数字によると、2010年の綿花生産量は596万㌧だった。
政府は今年の秋、国内の綿花生産を促進する買い付け・貯蔵計画を進める予定。
(新華網日本語=中国通信社) 2011年6月19日