輸出農産品の品質向上に関する経験の交流会が17日に山東省威海市で開催された。主催は商務部。同部の鐘山副部長によると、国内・海外で食品の安全に関わる事件がたびたび発生し、中国産農産品の輸出額が急速に増加するという情況の下にあって、各地方や農産品取り扱い企業の品質に対する意識を一層強化し、輸出農産品と対外貿易商品の品質に関する作業をしっかりと行う必要があるという。「人民日報」海外版が伝えた。
同部がまとめたデータによると、現在、中国の農産品輸出の情況は全体として順調だ。2010年に中国は世界5位の農産品輸出国となり、今年1-4月の輸出額は186億8千万ドルで前年同期比34.4%増加した。04-10年の輸出農産品の品質検査合格率はどの年も99%以上で、中国産農産品は海外の消費者に認められたといえる。これと同時に、中国の農産品輸出にはなお一連の不足点が存在しており、たとえば企業の規模が小さいこと、研究開発投資が相対的に少ないことなどが挙げられる。
「人民網日本語版」2011年6月20日