米財務省がこのほど発表した月度「国際資本流動」報告によると、中国の4月の米国債持ち高総額は、前月比76億ドル増の1兆1525億ドル、米国債の最大保有国の座を維持した。京華時報が報じた。
中国の3月まで5カ月連続で米国債を売り越したが、4月は買い越しに転じた。米財務省の統計データによると、中国は3月、米国債を92億ドル売り越した。
また、同報告の統計データによると、4月末時点における海外債権者が保有する米国債総額は約4兆4891億ドルと、3月の4兆4792億ドルを上回った。
中国の4月の米国債持ち高総額は1兆1525億ドル、3月の1兆1449億ドルから76億ドル増加。
米国債持ち高第2位の日本の4月持ち高総額は9069億ドル、3月の9079億ドルから10億ドル減少。
経済専門家によると、米国の景気回復はそれほど力強いものではないが、米国債は依然、比較的安定した投資製品という。日本が4月に米国債を売り越したのは、東日本大震災の影響によると見られる。
「人民網日本語版」2011年6月17日