京滬高速鉄道の開通を間近に控え、「中国経済週刊」の記者は鉄道沿線のプラットホームの建設状況を取材した。
地方政府が見る高速鉄道のチャンス
高速鉄道の駅の建設地は通常、各地の政府機関が選んだ後に鉄道部門の許可を得ることになっている。取材を進めるうちに、「辺鄙な地域に駅を建設する」という「法則」が顕著に表れていることがわかった。「地方政府にとって、これは単なるレールと駅ではなく、非常に大きな発展のチャンスである。済南は高速鉄道の駅の力を借り、新都市を建設する考えだ。これは大規模なプロジェクトで、建設に少なくとも10年はかかる」と、京滬高速鉄道の済南西駅の工事現場で6月7日、定年退職した元幹部の姜さんは語った。
ほぼ全ての駅の周辺2キロ以内に、当地政府はそれぞれ計画を立てており、京滬高速鉄道の開通は通過駅の地方政府、特に経済が未発達の安徽、蘇北などの地域に貴重な発展のチャンスをもたらしていることがわかる。各地政府は建設計画を打ち出し、高速鉄道を利用して外資企業を誘致し、地域経済を活性化させたい考えだ。
高速鉄道が変えたのは何?