日本理化学研究所は20日、富士通と共同開発のスーパーコンピュータ「京」の計算スピードが8.162ペタフロップスに達し、新規に発表された国際スーパーコンピューティング会議(ISC'11)のTOP500リストで1位に輝いたと発表した。
日本のスパコンがトップにランクされたのは、なんと7年ぶり。前回は2004年、海洋研究開発機構とNEC共同開発の「地球シミュレーター」だった。スパコンの性能を巡る競争はかつて日米の間で繰り広げられていたが、近年、中国とインドもこの競争に参入し、昨年11月、中国のスパコンが2.566ペタフロップスの速度でトップとなっていた。
今回の1位返り咲きについて、日本の各業界から自信と楽観の声が聞こえてくる。日本の蓮舫行政刷新相は、「うれしい知らせ、敬意を表します。」とコメントした。昨年、蓮舫氏の「2位じゃダメですか」発言は日本で物議を醸したことがあった。
ネット利用者も自分の意見をコメントしている。祝賀の意のほか、ste*****さんは「技術を進歩させ、さらに意義のある分野に生かすべき」と。また、日本と中国がトップ1位と2位に選ばれ、両国に遥かに遅れを取る韓国を揶揄する書き込みも見られた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月21日