中国法学会が21日に発表した「中国の法治建設年度報告(2010年)」によると、検察機関は昨年、国内と海外における盗品の追跡メカニズムを整備し、逃走していた職務犯罪容疑者1282人の身柄を拘束した。押収された盗品額は74億元に達したという。新華社が伝えた。
同報告によると、昨年に立件された各種の職務犯罪案件は3万2909件、検挙された容疑者は4万4085人に上る。うち贈収賄案件は1万8224件で、検挙された県・処級以上の国家公務員の容疑者は2723人(うち庁・局級以上が188人、省・部級が6人)。贈収賄犯罪の記録検索システムを改善し、贈収賄犯罪の摘発を強化したため、同犯罪で検挙された容疑者は3969人に上った。また職権を乱用した権利侵害案件への取り組みを強化したため、同犯罪の立件数は7349件、検挙された容疑者は1万227人に上った。
「人民網日本語版」2011年6月22日