モバイル・アプリケーション・ストアの調査分析を行っているDistimoの最新レポートによると、中国大陸部は今や、米国に続くiPhoneアプリの第二の市場となった。新京報が伝えた。
レポートによると、過去6カ月、一部の欧州諸国ではApple App Storeでのアプリダウンロードが減少した一方で、アジアでは大幅に増加した。中国大陸部は今や、米国に続く第二のiPhoneアプリ市場となった。
韓国では、iPhoneアプリのダウンロード数がドイツとフランスを上回った。興味深いのは、韓国のApp Storeにはゲームカテゴリーがないことだ。このため、ダウンロードされているのは全て非ゲーム系のものだ。その他の国では、ダウンロード数が最大のカテゴリーはいずれもゲームカテゴリーとなっている。
アジアでは、他地域よりも無料アプリを多くダウンロードする傾向にあるようだ。レポートによると、アジアの上位300アプリのダウンロード総数は米国市場とほとんど同じだが、有料アプリのダウンロード数は米国とヨーロッパを下回り、わずか3分の1に留まった。しかし一方で、アプリ収入でみると、アジア合計は米国の3分の2となっている。これは、米国の平均アプリ価格が1.48ドルであるのに対し、アジアでは平均2.62ドルと、倍近くなっているためだ。
このほかアジアでは、ローカライズされたアプリが人気だ。特に中国大陸部、香港、日本、韓国、台湾のiPhoneユーザーはその傾向が強い。例えば中国大陸部では、無料アプリのうち、65%がローカライズされたものだった。
「人民網日本語版」2011年6月23日