専門家によると、都市部の平均正常通勤時間とは、都市の実際の交通状況が正常である場合、市民が通勤に必要とする平均時間をいう。さまざまな原因により、市民の通勤時間は平均正常通勤時間を上回ることが多い。この両者の時間差は交通渋滞により生じる。
これまでは都市を評価する際に、GDPを基準とすることが一般的だった。しかし現在は通勤中の渋滞時間を指標とし、都市の管理レベルを測定することが可能となった。専門家は「中国新型都市化報告2011」において、▽渋滞が解消されれば、政府の管理レベルの高さが示される▽渋滞時間を短縮できれば、エネルギー・資源・時間の節約と効率向上につながり、さらなる富を生み出すための条件が備わる--と指摘している。
「人民網日本語版」2011年6月26日