中国国家情報センター経済予測部の范剣平主任は25日、中国のインフレは現在なお基本的に制御可能であり、物価水準は下半期に反落する見通しだと語った。
范主任は中国証券報主催の「第13回中国上場企業サミットフォーラム/金牛賞授賞式」でこのように述べたもの。
范氏はまず、次のように述べた。今回の物価上昇は主にコスト上昇でプッシュされたものだが、CPIの先行指数である生産者物価には最近前期比反落の局面が現れている。大口商品価格の反騰幅も以前ほど大きくない。だから輸入インフレの要因は4月以前のように大きくなることはない。
現在の状況をみると、ここ数カ月の物価騰勢の対前期比は徐々に弱まる傾向を示しており、したがって物価の上昇は6月以降一段落する見通しだという。