(2)放つ矢があれば、一連の企業誘致の具体的プランを着実に準備する
放つ矢があれば、被災地の企業が先端製造業を中国に移転させることを目指すべきだ。そのために、①「製造業の王国」と呼ばれる被災地の従来の産業構造を分析、検討する。②被災地の産業の分布状況を把握した上で、現地のどの部分の産業の中国への移転を目指すのか、いかに産業の移転を目指すのかに関する一連の解決プランを準備する。③「情をもって人を動かす」、この中で最良なのは被災地企業の再建をサポートし、双方が気持ちの上でより認め合うことである。④被災地で企業誘致をする際は、現地の産業界や業界協会と積極的に交流して意思疎通を図る。⑤中国と日本が結んだ「友好姉妹都市」の友好的な関係の役割を発揮して、企業誘致を行うことに長じる。