日本の清涼飲料水ポカリスエットに関する記者会見が27日に北京で行われた。発売元の大塚製薬はポカリスエットに可塑剤が含まれていないことを証明するため、国家食品品質監督検査センターなどによる検査報告8件をメディアに公開した。中国新聞網が伝えた。
天津大塚飲料公司の北脇祐成社長によると、可塑剤騒動の発生を受け、大塚飲料は自発的に国家食品品質監督検査センターと天津出入国検査検疫局動植物・食品検査センターにポカリスエットの検査を依頼した。その結果、いずれも可塑剤は検出されなかった。ポカリスエットには防腐剤、色素、サッカリンも含まれていない。
台湾でポカリスエットが一時売場から撤去された問題について、ポカリスエット天津工場の責任者・程毅氏は「可塑剤事件の発生後、台湾当局は安全を確保するため全てのスポーツ飲料を売場から撤去し、検査に合格したものから販売を再開した。ポカリスエットがわずか36時間後に再び店頭に並んだことは、その品質に問題がないことを示すものだ」と説明した。
基準値以上のナトリウムが含まれているとの疑問の声には、北脇社長は「ポカリスエットにはナトリウムやカリウムなど電解質が合理的な量含まれている。これはスポーツで汗をかいて失われた分をスムーズに補うためだ。この製品は世界各地ですでに30年間販売されているが、ナトリウムによる健康問題が起きたことはない」と説明した。
「人民網日本語版」2011年6月29日