報道によると、日本のパナソニックは兵庫県姫路市にある工場で60インチなどの大型液晶テレビのパネルの生産を検討しているという。32インチのパネルの売れ行きが好調であるものの、価格下落傾向が鮮明になっているため、パナソニックは利益のより大きい大型パネルの生産能力を拡大し、テレビ事業の黒字転換を図る方針だという。
パナソニックの薄型テレビは、これまでに42インチを境に、これより小さいものには液晶パネル、これより大きいものにはプラズマパネルが採用されていた。大型になるとプラズマパネルの画質の方が優れているからだった。現在、技術の進歩により、パナソニックでは42インチ以上の大型液晶パネルも画質を保証できるようになった。
パナソニックは薄型テレビ事業で赤字が続いていた。
これまでに、同社の大坪文雄社長は今年4月に開催された2011年度経営方針説明会で、「プラズマ・液晶パネルの区別をなくし、販路の拡大につなげる」という経営戦略の調整に言及していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月6日