今年に入ってから中国の保険市場は安定して成長する好ましい傾向を保っており、上半期の保険料収入は前年同期比13%増の8056億6000万元に達した。中国保険監督管理委員会(保監会)が15日明らかにしたもので、保険資金運用残高は5兆3000億元、投資収益は1031億1000万元、平均収益率は2・1%となっている。
保険業第12次5カ年計画事業会議で、保監会の呉定富主席は次のように述べた。今年上半期の損害保険の保険料収入は前年同期比16・9%増の2359億6000万元で、そのうち自動車保険以外の保険の伸びは自動車保険を11ポイント上回った。人保険の保険料収入は5697億元だった。銀行や保険に関する新しい規定などの影響を受け、銀行業と郵便業の伸びが大幅に鈍化しており、1~6月期の売上は前年比0.23%増にとどまった。生命保険に占める配当保険の比率は90・2%まで上昇している。
また次のように表明した。全体的にみると、上半期の保険業は、理性的で安定して発展する傾向を保ったが、長期にわたって蓄積してきた一部の問題が根本的に解決されていないことにも目を向けなければならない。保険市場にみられる新しい問題についても、保険業は重視する必要がある。
(新華網日本語=中国通信社)