中国の今年の夏季収穫食糧は豊作で、早稲の生産量は回復し、秋季収穫食糧も豊作の見込みだという。国家発展改革委員会農村経済局の方言・副局長が15日明らかにした。今後大きな自然災害が起こらなければ、全国の食糧生産は豊作となり、8年連続の豊作を実現するための基礎が整うだろう。
方副局長は「食糧市場のコントロールに関するメディア・ブリーフィング」で次のように述べた。今年の早稲の作付面積は8790万ムー(586万ヘクタール)で、昨年と比べて90万ムー(6万ヘクタール)余り増加した。今年は早稲の田植え期に一部の地域で干ばつや洪水の被害が出て、一定の影響を受けたが、早稲の生産全体に与えた影響は小さかった。前期は水不足に見舞われたが、日照時間が十分だったので、作物の成長にプラスの影響を与えた。単位面積あたりの収量はいくらか増えるだろう。多くの地区で稲の生長が昨年を上回り、早稲の生産量は昨年と比べて同じかわずかに増加すると予測されている。
秋季収穫食糧の状況について、方副局長は次のように説明した。秋季収穫食糧の作付面積は11億6000万ムー(7733万ヘクタール)で、昨年と比べると700万ムー(47万ヘクタール)増加した。そのうちトウモロコシの作付面積は前年と比べて1000万ムー(67万ヘクタール)多い5億ムー(3333万ヘクタール)で、中手(早稲と晩稲の中間期に実る稲)の作付面積は660万ムー(44万ヘクタール)多い2億7000万ムー(1800万ヘクタール)だった。