現状 100億元超の税収が流出
中国商務部電子商取引・情報化司の張佩東副司長は7月19日、『第28回中国インターネット発展状況統計報告』発表会で、今年のインターネットショッピングが全国の社会消費財小売総額に占める割合は4.5~5.0%になるとの見通しを発表した。
一部の調査機関は、今年末までに中国のインターネットショッピングの取引額は1兆元の大台を突破すると予測する。ところが、法に則って税金を納めるネットショップがわずか20%未満という現状は、中国の税収に巨大な損失をもたらしている。
ある事情に詳しい人の話によると、政府の関係部門はネットショッピング市場の税収流出が深刻であることを認識し、ネットショップからの徴税に関する問題を研究し始めた。
中国電子商取引協会は7月上旬にまとめた研究報告の中で、2011年の中国のネットショッピングの市場規模は7634億1000万元に達し、今年末には取引額が1兆元の大台を突破すると予測している。向こう5年は20%以上の複合成長率を維持し、2015年に取引額は2兆2000億元に達する見通しだという。