商務部の陳徳銘部長は北京で18日、海江田万里経済産業大臣と会談した。双方は再建などの分野における協力強化、中日経済貿易関係の深化などをめぐり意見を交換した。商務部のウェブサイトが伝えた。
陳部長は、「中国は日本の再建と経済復興を支持・支援し、安全確保を前提に日本製品の中国進出を支援していきたい」と述べた。商務部は今年秋に行われる第110回中国輸出入商品交易会(広州交易会)で日本専用ブースを設け、日本企業、特に福島・宮城・岩手の3県の自治体と企業を招待し、被災地の商品を展示するプラットフォームを提供する考えだ。
海江田氏は、中国が東日本大地震の発生後に提供した緊急援助や再建に向けた支援に対して感謝を表明したほか、広州交易会への参加に向け、被災地の自治体と企業を積極的に組織していくとした。
双方はこのほか、技術貿易、省エネ・環境保護、流通、サービス貿易、電子商取引、知的財産権保護などの分野における協力強化、中国のレアアース輸出や中日韓FTAの産学官共同研究などの問題をめぐり意見を交換した。
会談には丹羽宇一郎駐中国大使、日本貿易振興機構の林康夫理事長も参加した。
「人民網日本語版」2011年7月19日