工業・情報化部の朱宏任報道官(総工程師)は21日に国務院新聞弁公室で行われた記者会見で、中国には現在、中小企業の倒産ラッシュというような状況は出現していないと述べた。「人民日報」海外版が伝えた。
朱報道官は次のように述べた。
最近、一部の中小企業が困難な状況に陥っており、この困難さにはさまざまな局面が反映されている。中小企業はリスク対抗力が弱く、とりわけ小企業やミクロ型企業のリスク対抗力が弱い。また中小企業には通常の資金調達ルートがなく、生産要素の変化に対して敏感で、川上のエネルギーや原材料が大幅に価格上昇したり、労働力コストや資金調達コストなどが上昇を続けたりすると、生産や経営が困難な状況に陥ることになる。
このような中小企業の問題を各方面は非常に重視している。政府は財税や金融などの面で政策的な支援を打ち出し、金融部門と大手商業銀行は中小企業への資金貸出を増やしている。
工業・情報化部は中小企業の発展環境の改善に努めており、今後は次のような措置をうち出していく。