しかし、私見ではあるが、北京の発展はそれを上回っており、渋滞の完全な解決は難しい、と見ている。
日本のNHKの放送でも大型連休の渋滞状況が流されている。「大都市病」の根治のためにはどうすればよいか。私見ではあるが公共交通システムの利用比率をさらに高めること以外に出道はないと思う。
上海万博でデンマークが自転車の利用をPRしていた。中国でも環境意識の強い人たちは自転車の利用を始めているようだが、もうかつての「自転車王国」の時代の再現はムリだ。「職」と「住」が大きく離れ、生活のテンポがこれほど速くなっている時代のこと、自転車でパーティー会場に駆けつけたり、商談に駆けつけたりすることはどうみてもムリだ。マイカー族には申し訳ないが、これからは公共交通システムをなるべく利用するライフスタイルに切り換えてもらう以外にないと思う。不便かも知れないが、近代化のために避けて通れないプロセスとして受け入れてもらうしかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月25日