浙江省温州市で23日に起きた高速列車の追突事故を受けて、保険業界が迅速に動き出した。多くの保険会社がただちに緊急対応マニュアルを発動し、人員を派遣して事故に遭った顧客の調査を進めるとともに、保険金の支払いに向けたグリーンルートを開通させている。
事故発生後、中国人寿保険は緊急対応マニュアルを速やかに発動し、杭州支社と温州支社に人員を派遣し、病院を訪問して顧客の状況の調査に当たらせた。
新華人寿保険も緊急対応マニュアルを速やかに発動し、本社で専門の作業チームを立ち上げるとともに、浙江省、北京市、江蘇省、福建省の支社、およびその他の高速列車が停止する駅にある支社と協調して、死者に関する情報を集め、今後の保険金支払いに備えた準備作業を進めている。24日午後2時現在、天津市の顧客1人が事故に巻き込まれたことを確認した。具体的な状況については、現在調査を進めているという。
中国太平洋保険は事故発生後ただちに専門家を現場と病院に派遣し、顧客の被害状況についての緊急調査を行い、保険金支払いに向けたグリーンルートを迅速に開通させた。中国太平洋財産保険と中国太平洋人寿保険の温州支店では、社員有志が23日夜、温州の病院で献血の行列に加わった。24日午後5時現在、太平洋保険は顧客11人が事故に遭ったことを確認したという。
「人民網日本語版」2011年7月26日