中国の高速鉄道計画の影響を最も受けるのは日本だ。アジア近隣の大国同士であることから生じる競争心や高速鉄道技術をめぐる両国のトラブルがその原因だ。
米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は今月16日付報道の中で、京滬高速鉄道が開通から2週間の間に事故が頻発したことについて、「日本メディアが他人の不幸を見て喜ぶことは間違いない」と報じた。実際、23日と24日の日本メディアには「人の不幸は蜜の味」といった色合いが濃厚だった。
朝日新聞は24日付の報道で「中国が威信をかけて建設し、最高速度も世界一にこだわった高速鉄道の事故で乗客に死者が出たのは初めてとみられ、政権への大きな衝撃だ」と報じ、別の報道では「高架から落ちた車両が横倒しになり、無残な姿をさらしていた」と揶揄するような口調で報じた。
「産経新聞」傘下のサンケイスポーツの公式サイト「SANSPO」は「『日本では考えにくい事故だが…』。鉄道関係者に戸惑いや驚きが広がった」と報じた。
日本の中国関連サイト「サーチナ」は24日付で「危険を生んだ中国高速鉄道の背景…無茶な大躍進」と題する記事を配信した。
「人民網日本語版」2011年7月26日