23日夜に浙江省温州市で発生した高速列車追突事故の現場を訪れた温家宝総理は28日、記者会見を開き、国内外の記者の質問に答えた。
米CNN記者: さきほどの話の中にもありましたが、今回の事故処理について、国民から不満と非難の声が上がっています。中国は米国など世界の他の国に高速鉄道技術を輸出しようとしていますが、中国政府と温総理ご自身は中国の高速鉄道に対する国際社会の信頼を回復し、中国の高速鉄道技術の先進性と安全性を説明するのに、どういった具体策が必要だとお考えですか?
温総理: ご質問ありがとうございます。中国の高速鉄道技術および、その他ハイテク製品の輸出の信頼性は口ではなく、実践によって示さなければなりません。高速鉄道に関しては設計、設備、技術、建設、管理などを総合的に考慮しなければなりませんが、その中で、安全性が失われれば、高速鉄道の信頼性は失われます。
近年、高速鉄道事業は非常に大きな発展を遂げましたが、今回の事故は、高速鉄道建設は安全性をいっそう重視し、スピード、品質、効果と利益、安全の統一を図りつつも、安全を第一に考えなければならないことをわれわれに忠告しました。関係部門は今回の事故の教訓を真剣に受け止め、特に技術克服、管理強化といった点を改善し、中国の高速鉄道を本当の意味で安全にしてくれると信じています。でなければ、世界で足場を固めることはできないし、世界の信頼も得られません。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月28日