▽世界に真の米国を知らしめる
大公国際は公告の中で、「米議会は債務の上限引き上げを承認した。これは、国の債務返済能力に影響する各要素が長期間にわたって好転しないと見られ、富の創造能力と巨額の消費の不均衡という局面が根本的に変わらないだろうということを示している」と分析。また、「米国は今後、QE3(量的緩和政策第3弾)を始動するだろう。これにより、世界経済は全面的に危機に陥り、このプロセスの中で米ドルの地位が根本的に動揺するだろう」と推測した。
大公国際の董事長兼総裁である関建中氏は「AAAはリスクがないことを示し、Aはリスクがあることを示す。現在、米国への投資にはリスクがあると世界に発信しているのは大公国際だけだ。これは、米政府に対する警告となるだけでなく、債権者のリスク回避にもつながる。大公国際が『米国の債務上限引き上げは、米政府の債務返済能力下降のターニングポイント』という独自の見解を発表したのは、米国はもはやかつて言われたような『投資の安全港、避難港』ではなくなったということを世界に知らしめるためだ」と語る。
「人民網日本語版」2011年8月5日