国際格付け大手会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、「米国の長期国債の格付けを最上位のAAAからAA+に一段階引き下げる」と発表した。
これは今後の格付けにマイナスの影響を与える見通しだ。これは今後の12カ月、乃至18カ月の間にその格付けが更に下がる可能性があることを物語っている。S&Pは、「米国国会と政府が最近達成した財政緊縮協議が米政府の中期債務の状況を安定させることができない」と見ている。
アナリストは、「米国国債の格付けの引き下げは消費者の心理に影響を与え、米国貸付コストの上昇につながるだろう」と分析している。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年8月6日