中糧集団の寧高・会長は次のように説明した。中糧天津糧油プロジェクトの建設は、中糧が区域の戦略的配置と産業チェーンの戦略的配置を改善するためにとって重要な措置で、中糧油脂の年間加工能力が1000万トンを超え、世界的レベルに達したことを示すものだ。プロジェクトの完成は、中糧が国のマクロコントロールに奉仕し、食糧と油脂の供給を保障する、より強力な能力を持ったことを示すものでもある。
国家食糧局の曽麗瑛副局長は次のように述べた。糧油総合基地の稼動によって、中糧の糧油加工事業の規模が拡大し、中糧の市場競争力が強化された。中国北部の農産物加工レベルが向上し、京津地区や周辺地区への食糧と油脂の供給能力が強化されることになり、中糧は食糧と油脂の供給の安全を保障する重要な力になった。
2010年の中国の油脂消費量は前年比9・9%増の2987万トンに達した。長期的にみると、中国の油脂消費は今後も安定して増える見込み。
(新華網日本語=中国通信社)2011年8月13日