世界為替市場におけるドル安の進行で、円高傾向は留まるところを知らない。日本の中央銀行である日銀は最大規模の為替市場介入を実施したものの、国際資金がリスク回避のため、円などの安全資産に流入し続けているため、円は対ドルで6日間連続上昇した。
先週金曜日、円対ドルレートは76.71円で引け、ついに戦後最高値に近づいた。これを受け、日銀は、円高傾向を食い止めるため、円がさらに上昇すれば、追加金融緩和策を打ち出すことを暗示した。
事実、8月4日、円が対ドル77円台に上昇した局面で、日銀は昨年9月と今年3月に続く12カ月以内3回目の為替市場介入を実施したことがある。
日銀の為替市場介入当日、ドル円レートは一時80円台に回復した。しかし、この傾向は長く続かず、その後は対ドルレートは6日間続けて上昇した。
白川方明日銀総裁は14日、仮に米FRBがこれ以上量的金融緩和策を打ち出すと、日本経済をいっそう低迷させる恐れがあり、追加金融緩和策を実施することを辞さないと示唆している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月15日