中国テーマパーク「中国愿景」のデザイン図。(資料写真)
投資総額10億ポンドの中国テーマパークが、今年末に英国で申請される見通しだ。これが許可されれば、世界初の中国テーマパークとなる。中国文化は世界中に普及している。オーストラリアは中国文化パークを建設し、政府による出資で中華街の修築を行う。米国、カナダの100年以上の歴史を持つ中華街も、様々なイベントを催して中国文化を広めている。「人民日報」海外版が報じた。
◆中国パークが流行
英国BBCはこのほど、英国で申請予定の中国テーマパーク「中国愿景」は、サウスヨークシャー州ロザラムに位置し、120エーカーの面積を予定していると報じた。全てのテーマパーク同様、「中国愿景」にはショッピングモール、映画館、美容院、ホテルが建設される。「中国愿景」の異なる点は、オリエンタルな特色あふれる中国庭園とあずまやだ。デベロッパーは、同テーマパークには優れた中国風建築物が設置され、西側諸国の観光客の中国に対する好奇心を満たすことができると語った。同プロジェクトが許可されれば、18~24ヶ月の建設期間で竣工となる見通しだ。
豪ニューサウスウェールズ州も中国文化パークの建築を計画しており、現地メディアは同パークについて、「俗っぽいローラーコースターと高額のレストランなど忘れよう。ニューサウスウェールズ州の海岸で、中国文化のテーマパークの建設を予定」と報じた。同パークのシンボルとなるのは、明朝風の建築物だ。同パークの計画によると、北京の紫禁城と同様、高い城壁を設置する予定だ。園内には博物館、塔、仏教寺、大仏が建ち並び、オリエンタルで神秘的なムードを醸しだす。