仕事で日本に長期滞在した時期には、コシヒカリ、秋田小町などをよく食べていたので、私もかなり舌が肥えているが、日本人が時々口にしている「お新香だけでもご飯を食べられる」くらいおいしいお米を常に求めるようになっている。中国にもかつて小站米とか、貢米とかいう良質のお米があったが、コシヒカリや秋田小町に比べれば見劣りがしないわけでない。
しかし、エチオピアなどの現状を見て、痩せおとろえた子供たちがただ食べられるだけのものを求めている姿を目にするとまことに痛心に耐えない。
中国はこのところ三農政策で農民、農村、農業に力を入れているが、自国の食糧安全ばかりでなく、世界で力の及ぶ限りの援助の役割を果たすことも大国としておろそかにできない。改革、開放の次の30年のさらなる発展の中では、国際的に力の及ぶ限りの役割を果たすことも必要となろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月23日