過剰包装。(資料写真) |
中秋節(農歴8月15日の伝統祝日。家族が集まってお月見などをする。今年は9月12日)が近づくにつれ、市場では月餅の売れ行きが好調だ。メーカーは時期をにらみながら、さまざまなプレゼント用月餅を相次いでうち出している。そして今、長年にわたり食品や化粧品の分野で問題とされる過剰包装が再び注目を集めている。「中国青年報」が伝えた。
北京市のスーパーマーケット数店で調査したところ、今年の月餅は価格が軒並み上昇したものの、包装は例年よりも大幅に簡素化されていた。紙の包装が中心で、包装用箱の体積も小さくなっている。カルフールの店員によると、例年に比べ、今年は豪華に包装された月餅はほとんど見あたらないという。
だが茶葉、アルコール、健康保健用品のコーナーの風景は異なる。きれいに包装された鉄観音や大紅袍などの茶葉は、茶葉自体は500グラムにも満たないのに、木箱、革箱、プラスチック箱、紙箱などで何重にも包まれ、価格は数千元にも達する。
ある茶葉店では店員が皮紙に包まれた表示価格2980元の鉄観音を示しながら、この茶葉の売れ行きは好調だ。包装がきれいで、贈った時に見栄えがするのが好調の原因の一つだと説明した。