スイスの大手プライベートバンクのジュリアス・ベアが8月31日に初めて発表したアジア資産のレポートによると、中国の2010年の資産集中度はアジア太平洋地区で2位の0.05%となり、100万元以上の資産を持つ富裕層の数は50万人に達した。
2015年には、中国の高額資産保有者(不動産を除く投資可能資産が100万ドル以上) は140万人に増加し、保有資産の合計額は8兆7600ドルに上ると予想される。つまり、5年後に中国の富豪の数はアジア太平洋地区の富豪総数の約50%、保有資産は富豪の総資産の55%を占めることになる。
2010年にアジア10の経済体を対象に行ったサンプリング調査の結果によると、ジュリアス・ベアはアジアに116万1000人の高額資産保有者が存在すると推計。また、保有資産総額は5兆6000億ドルに上るが、これらの富豪の数が全人口に占める割合はわずか0.06%となっている。 中でも、資産集中度が最も高いのはインドとインドネシアで、富豪の全人口に占める割合はわずか0.02%だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月1日