中国は2030年に高所得国に
ゼーリック総裁によると、世界銀行は、中国がどのように市場経済への転換を遂げ、開放的な革新を進め、国民に均等な機会と社会保障などを提供するかなどの課題の研究を通し、中国が「中所得国の罠」に陥らないようにするための研究報告を国務院発展研究センター、財政部と共同でまとめている。ゼーリック総裁は、中国は高所得国入りできるが、それには改革が必要で、これまでの輸出と投資に頼った成長モデルから内需に頼った成長モデルに転換する措置を講じなければならないとの見解を示した。中国が順調に経済モデルの転換を遂げれば、2030年には高所得国になり、G20メンバー国の重要な手本になることも可能だという。
低級品製造業のアフリカへの移転も考慮