過去20年、中国の経済成長を後押ししてきた都市化プロセスも時間に限りがある。都市化がGDPを押し上げることができるのは、都市の生産性が農村より高いときだ。出生率と同じで都市化も限られており、都市化が経済成長を促進する時代はすでに過ぎ去った。
さらに、中国は今後の経済成長を制約する環境と構造の壁にぶつかっている。中国の持続的な成長を制約する環境問題は非常に多いが、最大の障害となっているのは構造的な問題だ。現在の「小皇帝」は親の世話に多くの精力を費やしている。こうしたことから、中国の経済活動は生産性の高い製造業から生産性の低い公共医療サービス業への転換を迫られると予想される。このような転換は中国の経済成長をさらに制約することになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月9日