胡潤(フージワーフ)研究院が中国富豪ランキングを発表したのに続き、 米経済誌「フォーブス」のアジア版も8日、2011年中国富豪ランキングを発表した。
2つのランキングでトップとなったのはいずれも大手重機メーカー「三一集団」の梁穏根・董事長だったが、その資産総額には大きな差が見られた。「フォーブス」によると梁氏の個人資産は93億ドル(約7220億円)であるのに対し、胡潤研究院のデータでは700億元(約8481億円)で、両者の差は100億元(約1200億円)に達する。また、2つのランキングではトップ10の顔ぶれも異なる。
フォーブスの統計では、今年ランクインした400人の大陸部富豪の資産総額は4590億ドル(2兆9376億元)に達した。一方、新華社の報道によると昨年末、中国都市・農村部住民の貯蓄額は計30兆3302億元だった。つまり、400人の富豪の資産総額は、全国民の貯蓄の9.69%に相当することになる。