▽三一重工:ポイント制を導入、家や車に引き換え可能
三一重工の副総経理兼人事部総監である張解氏は、「当社は2つの面に巨額を投じている。一つは開発、もう一つは研修だ」と述べる。高い給料、株の支給、大量の研修の機会などにより、従業員の忠誠度は高い。
フォーチュン誌によると、三一重工の第一線で働く職員の年収は平均5万元(約60万円)以上に達するという。ただ単に給料を上げるのではなく、完備された技術等級認証システムを通じ、技術レベルが上がればより良い待遇が受けられるようになっている。同社ではまた、毎月30回以上、多いときには60回以上の研修が行われるという。
ランキングを見ると、「胡潤研究院」と米「フォーブス」誌アジア版の中国富豪ランキングで、いずれも第一位となった三一重工の董事長、梁穏根氏は、従業員へのストック・インセティブを通じ、千万富豪、億万富豪を毎年多数誕生させているようだ。同社はまた、開発者のイノベーションを奨励すべく、ポイント制度を設けている。これは、仕事の成果を基準に基づいてポイントに換算し、ポイントがある程度たまったら家や自動車、現金に引き換えることができるというシステムだ。
「人民網日本語版」2011年9月17日