【新華社北京9月17日】今年6月末時点の中国の対外債務残高は6425億2800万ドル(香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾地域の対外債務を除く)で、内訳は登録対外債務残高が4028億2800万ドル、貿易信用残高が2397億ドルとなっている。国家外国為替管理局が16日、データを発表して明らかにした。
期限別にみると、中長期対外債務残高は対外債務残高全体の28・08%を占める1804億1700万ドル、短期対外債務残高は全体の71・92%を占める4621億1100万ドル。そのうち登録短期対外債務残高は2224億1100万ドル、貿易信用残高は2397億ドル。
短期対外債務の構成をみると、6月末時点の貿易関連信用の残高は短期対外債務残高の75%を占める3482億2100万ドル。そのうちの52%は貿易信用で、23%は貿易金融。貿易関連信用のほとんどは実質的な貿易をともなうもので、貿易関連信用の伸びは基本的に輸出入の伸びに適応している。そのため、この部分が短期対外債務に占める比率の上昇が、中国の対外債務の安全に影響を与えることはない。
通貨別にみると、米ドル債務が登録対外債務残高全体に占める比率は78・27%で、2010年末より7・86ポイント上昇。円債務が全体に占める比率は7・99%で、10年末より0・57ポイント下落。ユーロ債務が全体に占める比率は4・09%で、10年末より0・32ポイント下落。SDR(特別引き出し権)や香港ドルなどそのほかの債務が全体に占める比率は9・65%で、10年末より6・97ポイント下落した。
投資別にみると、製造業への投資は登録中長期対外債務残高全体の23・79%を占める502億9200万ドル、交通運輸倉庫郵政業への投資は全体の12・53%を占める264億9600万ドル、電力石炭水生産供給業への投資は全体の8・1%を占める171億3300万ドル、情報技術サービス業への投資は全体の3・85%を占める81億3000万ドル、不動産業への投資は全体の5・03%を占める106億2600万ドル。
今年上半期に中国が新たに借り入れた中長期対外債務は前年同期比1億9700万ドル、率にして1%増の195億7900万ドル。償還した中長期対外債務の元金は9億8300万ドル、率にして7・93%減の114億1200万ドル、支払った利息は3億3600万ドル、率にして23・28%減の11億0700万ドル。
(新華網日本語) 2011年9月17日