【新華社成都9月18日】中国石化(シノペック)探査南方分公司が発見した、ガスプールの最大の深さが6950㍍に達する大型の海成相天然ガス田である元ハ〈つちへんに覇〉ガス田が16日、国土資源省鉱物資源埋蔵量審査委員会専門家チームの審査を正式にパスした。第1期分の天然ガス確認埋蔵量は1592億5300万立方㍍、ガス含有面積は155・33平方㌔で、これまでのところ中国で埋蔵地点の最も深い海成相大ガス田である。2015年までに年産34億立方㍍体制が整う予定。中国石化が17日明らかにした。
中国石化探査南方分公司の説明によると、元ハガス田は四川省広元、南充、巴中3市に跨がり、ガスプールの深さが6240㍍から6950㍍あり、平均の深さは6673㍍。中国石化が国内最大の海成相整装(ガス層が断層によって切断されず、一続きになっていること)ガス田、普光ガス田の発見に続いて、四川盆地で発見したもう一つの大型海成相ガス田である。
中国石化探査南方分公司の郭旭昇総経理(社長)は、元ハガス田は構造的には四川盆地川北凹地と川中低構造体の結合部に位置し、現在計七つの油・ガス層系が発見されていると説明した。さらに、予想埋蔵量を加えると、総埋蔵量は8286億3000万立方㍍に達すると述べた。
元ハガス田は埋蔵地点が非常に深い岩石隠蔽ガスプールで、高温、高圧、多圧力系統、高生産量、多硫黄分などの特色をもち、調査の難度と試掘過程における井戸制御と安全性のリスクが大きかった。中国石化は元ハガス田の調査・発見の過程で、7000㍍以上の超深埋蔵層の地震探査技術方法を確立し、中国の石油・ガス探査理論と技術を豊富にした。
(新華網日本語)