福建省竜岩市公安局は25日、同市連城県公安局が手掛かりをもとに、同県姑田鎮下堡村の山間の平地でレアアース(希土類)の違法採掘現場を摘発し、総額50万元(1元=約12円)余りのレアアース13トンとレアアース製品の生産のための原料と道具を押収したことを明らかにした。
同市公安局によると、今月22日、連城県警察が違法採掘現場を摘発したが、容疑者は現場から逃げていた。警察は現場でレアアース製品3トンと発電機3台、搾り機1台、シュウ酸3トン余り、硫酸2トン、各種ポリ塩化ビニル(PVC)管5000メートル余りを押収し、沈殿池三つを壊した。
続いて警察は通報に基づき、姑田鎮の民家で違法採掘したレアアース10トンを押収した。現在さらに捜査を進めている。
近年、レアアースの取引価格が上昇し、竜岩市では現在1トン当たり30万元で売れている。そのため昨年から福建と江西の境界地域のレアアース生産地では違法な採掘が徐々に増え、禁止してもなくならないという。
「新華網日本語」 2011年9月26日