9月に入って以来、「中秋節」の祭日消費要因で、食品価格は前月より小幅に上昇している。
国家統計局が先般発表した価格モニタリングデータによると、9月1日以降、全国主要50都市の食品価格が小幅に上昇し、上昇幅が高かったのは主に牛肉、果物などだった。一度前月比で低下した豚肉価格は小幅に反発した。また、商務部の発表によると、全般的に上昇傾向にあった食用農産物価格が、「中秋節」以降鈍化傾向にある。
専門家の間で、中国の消費者物価指数(CPI)は前月比で引き続き上昇傾向にあるが、タイムラッグ要因で、9月以降前年比で下降傾向をたどるとの見方は一般的となっている。
「国海証券」のアナリストは、「中秋節」以降食品価格の前月比上昇幅が縮小しており、市場で物価上昇幅の過去最高の更新への懸念もなくなったが、短期的には物価の大幅下落の可能性が小さいため、インフレ圧力は短期的に解消されることはないと指摘する。9月のCPI上昇幅については、前年同期比でプラス6.0%~6.2%に収まりと予測してる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月27日