それと同じように、現在、建設が考えられている北京のCBDの百階建て以上のビルもやがては北京のランドマークになるのであろうし、また、世界企業ベスト500の多くがテナントとして入ってくることに違いない。
しかし、これは常識であるが、耐震構造、免震構造にすべきことは多言を要しない。さらに防火対策は不可欠である。燃えにくい資材を使うとともに、センシング技術を生かして、ちょっとした異常現象も感知して、自動的にスプリンクラーあるいはその他の消火装置が作動するようにしなければならないはずである。上海浦東の高層ビルなどではテロ対策も講じられているので、これも参考になる。
世界的な大都市のこと、百階建て以上のビルがいくつかあっても不思議ではないが、消火を含めたセキュリティ面の対策もおろそかにできない。上海浦東の九十階建てビルのコーヒーラウンジで一服し、上海の観光名所「東方名珠タワー」が眼下にあるのを見て感嘆したが、北京のビルは百階建て以上となると、眼下に広がる景観はさらにすばらしいものとなろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月30日