中国の経済成長、あと20年間継続か

中国の経済成長、あと20年間継続か。

タグ: 中国経済

発信時間: 2011-09-30 16:34:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国政協経済委員会副主任、中国共産党中央政策研究室元副主任の鄭新立氏は、28日に杭州市で「中国の高度経済成長は、あと20年間継続する」と発言した。中国新聞網が報じた。

鄭氏は「長江デルタ(浙江)民営経済研究会第2回会員大会、第6回中国民営経済科学発展フォーラム」において、以下のように語った。

工業化・都市化・農業の現代化により、中国の高度経済成長はあと20年間継続するだろう。民間企業も工業化・都市化・農業の現代化の歩みから、商機をつかむことができる。

中国の工業化は今後も続く。東部沿海地区の工業化は中・後期、中部の工業化は中期に差し掛かっており、西部は初期段階のままだ。都市化は70%に達して、初めて完了したと言える。中国には、今後の都市化の余地が残されている。都市化によりもたらされる需要は、経済の持続的発展の原動力となる。都市の水と電力の供給、ごみ処理、公共サービス、病院、学校、老人ホーム等、内需拡大を強く促す。特に老人ホームに関しては、フランチャイズ方式により、民間資本の進出を促すことができる。

農業の現代化の推進において、第二次産業・サービス業の発展に潜在力を与えるのは、農業労働力の十分な発揮である。現在は資金面の余裕があり、中国の農業の現代化を推進する絶好の時期である。農業の現代化の推進は労働力の十分な発揮のみならず、巨大な農村市場の消費力を発揮させる必要がある。

日米の国民一人当たりのGDPは、1万7000ドルに達するとペースを落とした。一方、中国の一人当たりのGDPは、現在のところ4000ドル(約30万円)にとどまっている。10年間で倍増するとして計算すると、中国の高度経済成長はあと20年間継続できる。

「人民網日本語版」 2011年9月30日

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