28日の夜、上海市の高速旅客列車路線の操車場の南動車所では、作業員が到着した列車の枕張りを点検修理していた。
鉄道輸送は28日、前倒しで国慶節(建国記念日、10月1日)大型連休の輸送ピーク期間に突入し、増便された高速列車は夜になって続々と車庫に帰り、点検修理を受けた。南動車所では約300人の作業員が昼夜交代で列車の「身体検査」に当たるという。
高速列車の身体検査はかなり厳格で細かい作業だ。一般的な空調設備のフィルター交換でさえ、作業員、作業リーダー、チェック担当者の三者がサインして確認しなければ合格にならない。難しい「症状」がみられれば、作業員は夜を徹して「診察」に当たり、「回復」していない高速列車を運行させることは決して認めないのだという。
「人民網日本語版」2011年9月30日