物価に関しても、不動産価格予期指数は前四半期比12.7ポイント減の34となった。その内、不動産価格が「上昇する」と答えた銀行家はわずか8%、「下落する」と答えた銀行家の数は四半期ごとに増加し、今回の調査で40%となった。また、52%の銀行家が第4四半期の不動産価格は「安定維持」と答えた。
そのほか、前四半期と比べ、現在のマクロ経済状況を「冷え込み気味」と回答する企業家、銀行家の比率はそれぞれ21.2%(前四半期比8.2%増)、14.7%(前四半期比8%増)と大幅に増加した。これはここ数年で最高の比率である。
最新のデータによると、中国の9月のPMI(購買担当者指数)は前月比0.3ポイント増の51.2だった。専門家はこの数字について季節的要因によるものとしている。しかし、現在、アメリカやEU諸国の経済が混乱の最中にあり、中国経済は依然として大きなリスクにさらされているといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月12日