アップルのロゴはアダムとイブの話と関係があると推測する人もいる。また、アイザック・ニュートンのリンゴが元になっているという人もいる。しかし、アップルのロゴをデザインしたロブ・ヤノフは2009年、アップルのロゴと「ニュートン」、「聖書」との関係を否定した。ロブ・ヤノフはチューリングの話には強い興味を示したが、「ロゴとはおそらく関係がないよ。ただの都市伝説さ。」と否定した。ロブ・ヤノフによると、デザインにあたってジョブズからは特に何の資料も渡されなかったという。ロブ・ヤノフによると、ロゴの最初のデザインがどのようにして出来上がったかは覚えていないが、かじられたリンゴになった理由ははっきりしているという。「リンゴをリンゴっぽく見せるためさ。さくらんぼに見えないようにね。」
ロブ・ヤノフがデザイン上の巧妙さに発見する少し前に、彼の同僚が「英語の“bite(かじる)”とコンピュータの情報単位の “byte(バイト)”は発音が同じだ」と教えたことも関係していると言われている。ジョブズは過去にアップルのロゴのデザインについて説明する機会があったのだが、結局ジョブズがそのことについて説明することはなかった。ロゴにまつわるストーリーの価値を大切にしたかったのだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月13日