中国投資有限公司(CIC)は、ロシアの政府系ファンド、ロシアン・ダイレクト・インベストメント・ファンド(RDIF)に10億ドルを投資することが13日、明らかになった。
RDIFはロシア政府の支持のもとに設立された私募株式投資ファンド。主にロシア国内の企業を対象に投資を行う。今年6月に設立され、ファンドの管理はロシア国営の開発対外経済銀行(VEB)の子会社が行う。RDIFはファンドの位置付けとして「ロシアに外国直接投資(FDI)や技術、経験を誘致する橋渡しとなる」としている。RDIFは通常のPEファンドと同じく、株式公開(IPO)と株式売却で市場から撤退することができる。
RDIFが通常と異なるのは、世界の大型ファンドと共同で投資を行う点である。外国のファンドとの出資比率は最低で1:1、双方が投資のリスクを負う形だ。