低音温水発電技術は地熱発電や鉄鋼工場、コンクリート工場、フロートガラス、火力発電所などの工業余熱発電分野などで広く応用が可能だ。今のところ、日本の資源エネルギー庁から50kwの地熱発電ユニットの注文があり、すでに輸出されている。
万博が上海の科学イノベーションに残した莫大な技術と理念は、まだ産業化されていない。製造、技術享受、応用、販売が可能な製品になる前に、こうした技術と理念を消化し、再構築集大成する必要がある。このような投資は製品市場ではまだ確立しておらず、リスクも大きいため、民間企業や外国企業は試そうとしないが、こういうときこそ、上海の国営企業は、国家のハイテク発展を支える企業としてその力を投入するのにもっともふさわしいだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月18日