文字 ホーム > 経済

発信時間： 2011-10-24 16:25:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国科学院広州エネルギー研究所が明らかにしたところによると、同研究所が委託されている「広東・香港地区重要分野難関突破プロジェクト」の一環である「1万トンバイオ・ディーゼルオイル・コア技術及びモデルプロジェクト」が先般、専門家チームの検収と成果鑑定を通過した。これで、中国のバイオ・ディーゼルオイル生産は試験段階から量産化・産業化生産の段階に入ったことになる。

中国のバイオ・ディーゼルオイルの原料は豊富で、バイオ・ディーゼルオイル開発の潜在力は莫大だ。広東省だけでも300種類以上の豊富に油脂を含む植物があり、大規模なバイオ・ディーゼルオイル開発が可能となっている。

中国科学院広州エネルギー研究所の関係責任者は、目下中国のバイオ・ディーゼルオイルの産業化における主要技術の遅れに対応し、同研究所の研究チームは、「広東・香港地区重要分野難関突破プロジェクト」関連の資金支援を受け、固体触媒によるバイオ・ディーゼルオイル製造の関連技術とバイオ・ディーゼルオイルの量産化の関連技術の開発に成功した。この技術を利用し、研究チームは「産（生産部門）・学（大学）・研（科学研究機関）」が提携して、広東省清遠市で年間生産量1万トンのバイオ・ディーゼルオイルのモデルプロジェクトを完成し、生産開始に導いた。同プロジェクトはモジュール化設計を採用し、デジタル制御システムを実現したことで、バイオ・ディーゼルオイルのコストは在来技術より15％軽減し、製品の品質もバイオ・ディーゼルオイルの国家基準をクリアしている。

同モデルケースでの試験的運転を経て、中国科学院広州エネルギー研究所の研究成果は中国で普及段階に入った。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2011年10月24日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る

コメント

コメントを書く